SIP「革新的燃焼技術」最終公開シンポジウム

自動車用エンジンの熱効率50%を実現するという革新的技術の創出を目標に、5年間に渡ったプロジェクトであるSIP「革新的燃焼技術」最終公開シンポジウムが1月28日、東京大学で開催された。

金子成彦教授が「革新的燃焼技術」の「制御チーム」の研究責任者として,研究成果について発表した。さらに、制御チームの研究成果については報道関係者向けにエンジン実験のデモンストレーションなども行われ、山崎由大准教授から燃焼制御システム「RAICA」の研究成果が紹介された。

デモンストレーションでは、熱効率の向上と騒音低減が実現できる双峰形燃焼を行うディーゼルエンジンを用い、実走行を模擬した運転中でも熱発生率のグラフがRAICAによる制御で双峰形の波形を維持した。

エンジン実験デモンストレーションの様子